あらすじ
シラクスの町を訪れたメロスは、王に捕らわれ処刑を宣告されてしまう。妹の結婚式を挙げるため、三日後の日没までに帰ると王と約束し、竹馬の友、セリヌンティウスを身代わりに王城に残して、メロスは走り出したのであった…
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(一)
メロスは、妹の結婚式の準備をするため、シラクスの町のやって来た。買い物を終え、竹馬の友・セリヌンティウスのもとを訪れようと歩いていると、ひっそりとした町の様子を怪しく思った。そこでメロスは、老爺に問いかけるのだが…
(二)
王城で捕らえられたメロスは、王の前に引き出された。問答の末、処刑を言い渡す王に対し、メロスは「妹の結婚式を挙げたいので、処刑を3日間だけ待ってほしい」と願い出るのであった…
(三)
竹馬の友、セリヌンティウスを、自分の身代わりに王城に残し、メロスは妹の結婚式を挙げるため、村に戻った。そして、婿の牧人に、「少し事情があるから、結婚式を明日にしてくれ」と頼むのであった…
(四)
妹たちの結婚式を終え、メロスは羊小屋で深く眠り込んだ。そして、翌朝、目を覚ましたメロスは、身代わりの友、セリヌンティウスを救うため、王城へ向かって矢の如く走り出したのであった…
(五)
疲労のあまり、眠りについてしまったメロスは、水の流れる音で目を覚ました。そして、水を一口飲み、セリヌンティウスの待つシラクスの町へ、メロスは再び走り出した。その道中、セリヌンティウスの弟子、フイロストラトスに出会うのであった…
(六)
「私だ、刑吏!殺されるのは私だ。メロスだ。彼を人質にした私はここにいる!」と、かすれた声で精一ぱいに叫びながら、磔台に釣り上げられてゆくセリヌンティウスの両足に、メロスはかじりついたのであった…
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