2022年、1月6日。
東京では、午後から雪が降りました。
その2日後、1月8日。
4回目の診査の日。
産院の前の坂道は日当たりが悪く、マリオカートの氷ステージのように凍っていてツルツルでした。笑
「こんな坂道、絶対にのぼられへんやん」と思っていると、
ジャリジャリジャリ…
と、チェーンを付けた配送車が、氷の坂道をのぼっていきました。笑
いや~、さすがですわ。
配送車は準備万端ですね。笑
奥さんとボクはというと…、
道の端の方で、氷が一部溶けているところを、並んでカニ歩きしました。笑
ボクたちが、氷ステージをクリアしかかった頃、産院の中から、1リットルくらいのお湯の入ったポットを持った看護師さんが出てきました。
「めっちゃ凍ってるわ~、このポットじゃ全然足らへんわ~」と、
関西弁ではありませんでしたが、少しずつ氷を溶かしてくれていました。
無事に院内へ入り、前回と同じように、ボクは首から“院内許可証”をぶら下げ、待合室でちょこんと座っていました。
すると、今回は男性の先生のようで、先生に連れられて奥さんが後ろから歩いて、ボクの方に来ました。
どうやら、今日は前回とは違う診察室のようです。
先生の話を聞くと、赤ちゃんは少し大きめではありますが、元気に育っているようで、安心しました。
性別も、前回と同様、「男の子だろう」とのことでした。
無事に検診も終わり、今回は2,000円を払って帰りました。
都立病院だと0円だったんですが、やっぱり、私立病院だと、費用が違いますね。
実は、今回の検診で、サラッと先生から「逆子ですね~」と言われたそうです。
奥さんが教えてくれたんですが、「妊娠中期までは逆子の赤ちゃんも多い」そうです。
先生からすると、何十回、何百回目の出産でしょうから、よくあることだと思いますが、ボクたちにとっては、初めての出産なんですよね。
だから、もう少し丁寧に、「『今は逆子ですが、妊娠後期になれば、ほとんどひっくり返るんで大丈夫ですよ』くらい、気の利いた言葉をかけてくれたらよかったのにな」と思いました。
一方で…、
ボク、今はこんなんですが、塾で講師をしていたことがあり、生徒&保護者と進路面談をしてたこともあったんですよ。
その時の自分を振り返ってみて、「あ~、確かに、生徒や保護者にとっては、初めての受験やから、もっと丁寧に、気遣いながら対応すればよかったな」と、ボクも反省しました。
いや~、親に育てられ、周りに育てられ、生徒に育てられ、そして、子どもにも育てられ…
何歳になっても、ボクは育てられっぱなしですわ。笑
産院前の坂道は、看護師さんたちのおかげで、道の端の氷はすべて溶けていました。
奥さんと一緒に、そこを通り、カニ歩きではなく、前向きに坂道をおりていきました。笑
つづく