イッツ マイライフ

第9話 関西学院

前回のお話はコチラ!




ボクたちが練習試合をした、関西学院高等部のグラウンドの横には、大学野球部のグラウンドがありました。

グラウンドのネットには“神宮へ”という言葉が掲げられていました。


そのグラウンドで、大学の野球部員たちが、延々と走っていました。


試合後のボクらのミーティングが始まる前から、ミーティングが終わり、制服に着替えて、帰る準備ができても、まだ走り続けていました。


当時のボクは、卒業したら「楽そうなところに就職する」くらいしか考えていませんでした。

だから、大学へ行くつもりも、野球を続けるつもりもありませんでした。


そうやって練習している大学生を見ながら「よう走るわ。絶対にイヤやわ」って思っていました。



その光景が、ふと頭に浮かんできて、自分が「こんなに練習するんか」と思った環境で、野球をしたいと思いました。


妥協することなく、「自分はここまでやったんだ」と思えるまで、野球に取り組もうと思い、それを実現できる環境を選びたかったのです。

あとは、大阪という地を出て、誰もボクのことを知らない、新しい地で、これからの人生を踏み出したいという気持ちもありました。

だから、親には無理を言って、下宿させてくれるように頼みました。


ボクが公立から私立へ進路を変更することについて、すぐに家族会議が開かれました。


まぁ、家族会議といっても、ボクの意思を伝えるだけでした。

親父とおかんも、言い出したらきかないボクの性格を知ってか、すぐに了承してくれました。


ちなみに、高校入学から高校3年生の12月まで、ボクはまったく勉強していません。

テストの解答は、数学はすべて“0”、世界史は記述式の解答はオール“ナポレオン”、記号式の解答はすべて“イ”もしくは“2”でした。

自己ベストは、100点満点で数学Ⅱ“6点”&数学B“2点”、200点満点にして“合計8点”でした。

もちろん、ボクの解答は全部“0”です。

たまたま、数学Ⅱ、Bにそれぞれ、“答えが0”の問題があって、配点が6点、2点だったので、この点数でした。笑


さすがの親父もこの点数には呆れてましたね。笑


もちろん、クラスでも40人中40位ですし、学内偏差値は28です。

何の自慢にもなりませんが、偏差値28は100人に一人の逸材です。笑






つづく

続きはコチラ!
育児ブログ『新米パパの育休日記』はコチラ!

-イッツ マイライフ
-, ,