イッツ マイライフ

第45話 心の穴

前回のお話はコチラ!!




日々の予習、採点、授業などに追われながらも、ボクは講師として充実した日々を過ごしていました。




その一方で、ボクの心には、ぽっかりと空いたままの穴がありました。




寂しさ孤独感です。





大学生活の4年間、ボクは下宿していました。




毎日、気心の知れた仲間たちと過ごしていました。




一緒にご飯を食べに行ったり、銭湯に行ったり、ボーリング、カラオケやゲーム、夜通しで遊んだり、しょうもない話題で大爆笑したり、お互いの夢を語り合ったりと、本当に楽しい日々を学生時代に過ごしました。





ボクの社会人生活は、少し早く2月中旬から始まりました。




大学4年生の2、3月といえば、最後の学生生活謳歌シーズン真っただ中ですが、ボクは一人先立って岐阜で働き始めました




環境がガラリと変わり、仲の良かった友達を西宮に残して、自分だけが岐阜にいました




自分で選んだ道とはいえ、その学生生活最後の1か月半と友達を失ったことが、ボクにとって、辛くて仕方がありませんでした




新しい環境や人間関係に適応することも、ボクはできませんでした




プロ野球選手になるという目標を失って以来、ボクには人生の目標もありませんでした




授業やその準備をしているときは、楽しいのですが、それ以外は本当に孤独でした。




毎日が辛すぎて、虚しすぎて、寝る前は「もう明日の朝、目が覚めませんように」と、願いました。




そして、朝目覚めると、「なんで今日も生きてるねん。はよ死にたいわ」と、自分が生きていることを吐き捨てました。





友達も目標も失った自分は、完全に“生きる目的”を失っていました。





ある晩。




そんな現実から逃げ出したくて、ボクは包丁を自分に突き付けました。




寂しさに耐えきれなくなって自分の手に力を込めた瞬間、両親の顔が浮かびました。




「自分が死んだら、親が悲しむわ」と、涙が止まりませんでした。





以来、ボクは死ぬことを考えることは辞めました。





「死ぬくらいなら、死ぬ気で生きて、自分の望むすべてのものを手に入れてやろう、思うことすべて実現させてやろう」と決意しました。

もし、この記事を読んでくれているあなたが、死ぬことを考えているなら、ボクと同じように、生きる道を選んでください。
今が辛すぎるなら、その場所から全力で逃げ出してください。
相談できる機関もあります。
死ぬ決意ができるなら、この世で必死に生きる決意をすればいいのです。
生きていれば必ず、いい事があります。
自分を信じて、自分を幸せにするために、これからを生きてください。
あなたを幸せにできるのは、あなた自身です。

まもろうよ こころ

生きるのが つらい あなたへー「死にたい」「消えたい」と思ったら





社会人2年目の終わり、ボクは岐阜を出て、大阪に帰ることを決めました。




もともと指導したいと思っていた、現代文の大学受験指導をすることにしたのです。






つづく

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