さてさて、長きにわたり、予習のお話をしてきましたが、
小学生3学年分:3時間/毎週
中学生3学年分:15時間/隔週
というのが、予習スケジュールなので、講師1年目のボクは、週2日の休日のうち10.5時間の予習時間を確保せねばなりませんでした。
なので、講師1年目のボクの休日は、"予習・ドラクエ・ランニング"をしたら、終わりでした。笑
そんな中でも、特に多忙を極めたのは、塾内テストの作成や採点と予習が重なった時でした。
休日の昼間から午前0時頃まで、採点し続けても終わらず、気分転換に近所のスーパー銭湯へ行って、帰宅しそのまま爆睡したことは、一度や二度ではありません。笑
徹夜明けの授業で、意識が飛び、
あれ?オレ今、授業しながら寝てた?
と思ったこともありました。笑
と、まぁこんな感じで、予習・授業・採点に溢れた講師1年目でしたが、多くの科目・学年・クラスを担当することができ、たくさんの授業機会を得ることができたので、ボクはとても充実した生活を送っていました。
もちろん、うまくいくことばかりではありませんでした。
生徒たちと信頼関係を築けず、担当を外されたクラスがあったり、「何ですか。あの授業は」と、入塾を検討している人たち向けの授業で批判されたりすることもありました。
しかし、それでも、当時のボクにとって、授業をすることはとても楽しく、その予習をしているだけでも、楽しくて仕方がありませんでした。
どういう言い回しが伝わりやすいか、どう表現したら面白いか、どういう風に話したら楽しく伝わるかなどを考えていると、ワクワクして、それだけで時間があっという間に過ぎていきました。笑
でも、やっぱり、採点だけは大嫌いでした。笑
あと、ボクにとって嬉しかったのは、電子黒板を利用して授業ができることでした。
ただ、1年目は、そういった機器に頼るのではなく、"テキスト、ペン、ホワイトボード"の3種の神器に加えて、自作の補助プリントだけで授業ができるようになりたいと思ったので、電子黒板は極力使いませんでした。
電子黒板は確かに便利ですが、ボクは“電子黒板がなければ授業ができない”という状態になりたくなかったので、自主的に電子黒板を使うことを禁じました。
なので、「お前は何で電子黒板使わへんねん」と怒られたこともありました。笑
ちなみに、授業時の服装は、ベテラン感を出すために、わざと色付きや柄物のシャツ、セーター、ベストなどを着ていました。笑
つづく