第34話 いざ、沖縄へ

ロビー泊のおかげで、ボクは時間と心に余裕を持って搭乗手続きを済ませることができました。笑

関西空港を出発し、２時間半ほどで、沖縄、那覇空港に到着しました。

ボクにとって、今回が初めての沖縄旅行です。

沖縄って、めっちゃ遠いところやと思ってたんですが、飛行機に乗るとあっという間ですね。笑

飛行機の窓から見える海たちが、ボクのイメージしていた沖縄の海と全く同じで、感激しました。

話は少し変わりますが、ボクは冬の寒い気候が大の苦手なんですよ。

「最高気温20度って、めっちゃ暖かいやん。沖縄ええなぁ〜」と、冬の寒い日々は、沖縄の気温を見て、現実逃避をしていました。笑

なので、沖縄に着いたら、「冬やのにこんなに暖かいやん！沖縄サイコー！！」って、言いたかったんですよ。

ところがどっこい。

ボクが初めて沖縄本土に足を踏み入れた、2010年1月26日、那覇市の最高気温は18.5度、最低気温14.8度と、思ってたほど暖かくないんですよ。笑

何なら、午前10時頃に空港を出たときには、風も吹いてたんで、ちょっと肌寒いくらいでした。笑

「くっそ〜、オレの期待してた暖かさとちゃうやんけ〜」と思いつつ、ボクは気を取り直し、一人で大好物のタコライスを食べました。笑

そして、上機嫌にモノレールに乗って、友達との待ち合わせ場所へ向かいました。

「初日はオレのオススメを案内するわ！」と、迎えに来てくれた友達の車に乗って、男２人のドライブが始まりました。笑

道路を走っていると、見たことのないナンバープレートの車が目の前を走っていました。

不思議に思ったボクは、「あれ何なん？」と、友達に聞きました。

「米軍関係の車。ぶつかったりしたら、向こう（アメリカ）の法律で裁かれるから、絶対にぶつかったらあかんねん」と、友達は笑いながら教えてくれました。

「で、あれが米軍基地」と、友達の指さした先には、灰色の鉄格子に囲まれた空間がありました。

えっ！？米軍基地って、めちゃめちゃデカいやん！？

着いて数時間ですが、沖縄では米軍の存在を、こんなにも日常で感じられることに、ボクはとても驚きました。

友達が連れて来てくれた場所は、恩納村（おんなそん）にある、万座毛（まんざもう）と呼ばれる、芝生の公園でした。

そこでは、約20メートルの石灰岩の崖の上に、芝生が広がっていて、東シナ海を一望できました。

見渡す限りの海は、めちゃめちゃ綺麗でした。

つづく