イッツ マイライフ

第27話 大学生活 冬休み編〜クリスマス・ラン④〜

前回のお話はコチラ!!




2006年12月、クリスマス・イブの夜。




手元に残った最後の100円玉を握りしめ、ボクは夜道を一人、淡々と走り続けていました。




ランニングハイ状態も切れ、そろそろ喉が乾いてきたので、自動販売機で飲み物を買いたいと思っていました。





ところがどっこい。





これがまた、100円で買える自動販売機がないんですよ。



500mlのペットボトルはほとんどが150円ですし、水でさえ110円でした。



これほど10円に泣かされたことはありません。笑





それでも、しょんぼりと走り続けていると…




なんと!




「50円〜」と書かれた自動販売機を発見しました!!!




見たこともない銘柄ばかりが並ぶ、なんとも胡散臭い自動販売機でしたが、ボクの喉はカラカラでしたので、背に腹はかえられません。笑



勢いに任せて、50円の水らしき500mlペットボトルを2本ポチポチと買いました!



所持金:残り0円



ピッ!



ガチャン!



ピッ!!



ガチャン!!



プシュッ!



ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ…



ブハッ!!!


マズッ!!!!!




あまりにも不味すぎで、その場に得体のしれないドリンクを吐き出しました。笑




この50円の得体のしれないドリンクは、まるで極限まで薄められたスポーツドリンクのような味がして、めちゃめちゃマズいんですよ。笑



持ってきたお金を使い果たし、ボクの手にあるのは、めちゃめちゃマズい飲み物の500mlのペットボトルが2本だけです。




いや~、絶望しましたね。笑





とりあえず、喉が乾き過ぎていたので、開封した方のペットボトルは半分ほど飲みました。



ただ、あまりにマズ過ぎたので、全部は飲めませんでした。笑




残ったドリンクは、マラソンランナーのように頭からかけました。笑




念のため、言っておきますが、この日は2006年12月24日、世間はクリスマス・イブです。




三度、ボクは走り出しました。




しかし、家を出てから4時間が経過した頃、ボクはもうヘトヘトで、ついに走ることができなくなり、歩くのが精一杯になりました。



喉もカラカラで、我慢できず、スーパーのトイレで水をがぶ飲みしました。笑





そこからさらに、1時間ほど歩き、





なんとか家にたどり着きました。




家に帰ると、親父も仕事から帰っており、「さすがに、帰って来るの遅すぎるやろ」と言われました。



まぁ、「ちょっと走ってくるわ」と家を出たのが17:00で、帰ってきたのが22:00ですからね。



「ちょっと」って、5時間かかってますね。笑



確かに、親父の言うように、遅すぎると思います。笑




ランニングから帰って飲んだプロテインは、身体中に染み渡り、めっちゃ美味しかったです。




帰り道、ボクをひたすら励まし続けてくれた音楽、チアリーディング部の講演で聞いた、カッコいい曲名を調べてみると、Winning Anthem でした。

Winning Anthem 05 / YouTubeより




大学生活 冬休み編〜クリスマス・ラン~完






つづく

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