ジムの入会時に、面談がありました。
「源田くんは、ジムに入る目的は何なん?」と、聞かれました。
ボクは、「どうせ笑われるんやろな~」と思いつつ、
「大学野球部に入って活躍して、プロに行きたいんです。そのための基礎体力づくりをここでしたいんです」
と答えました。
そのときのトレーナーさんは、批判や否定を一切せず、ボクの話を最後まで聞いてくれました。
自分の話を批判も否定もされずに、最後まで聞いてもらったことが、ボクにとっては初めての経験で、感激しました。
「源田くん。これ、プロがやってるのと同じメニューやから。“プロになる”じゃなくて、“自分はプロや”と思ってトレーニングするねんで」
と、メニューをくれました。
さらには、一緒に河川敷でトレーニングをしてくれたこともありました。
ボクの夢の実現を、本気で信じ、応援してくれる大人に会えたことが、ボクはめちゃめちゃ嬉しかったです。
勉強は1日6時間だけしました。
受験科目は、英語、国語、地理だったので、それぞれ2時間ずつです。
で、土日の朝は6~9時でコンビニのアルバイトです。
日曜日は草野球にも行っていました。
ジムもバイト先も草野球チームも、周りは年上の人たちばかりだったので、タメ口を使うのは家族に対してだけでした。笑
でも、そのおかげで、妹とめっちゃ仲良くなりました。
予備校に通わなかったので、時間が拘束されるのはバイトと草野球だけで、毎日、自由で楽しかったです。笑
自由過ぎて、1度だけ、1週間を6日間で過ごしたことがあります。
1日28時間生活です。
10時間寝て、18時間起きるというという生活を6回繰り返したら、1週間が過ぎていました。笑
トレーナーさんのおかげもあって、トレーニングも順調に進み、60kgしかなかった体重も75kgまで増えました。
関西学院大学にも合格し、「1年間本気で取り組めば、人間変わるものやな」と、実感しました。
つづく