イッツ マイライフ

第11話 浪人時代

前回のお話はコチラ!




ジムの入会時に、面談がありました。






「源田くんは、ジムに入る目的は何なん?」と、聞かれました。





ボクは、「どうせ笑われるんやろな~」と思いつつ、




「大学野球部に入って活躍して、プロに行きたいんです。そのための基礎体力づくりをここでしたいんです」





と答えました。





そのときのトレーナーさんは、批判や否定を一切せず、ボクの話を最後まで聞いてくれました。





自分の話を批判も否定もされずに、最後まで聞いてもらったことが、ボクにとっては初めての経験で、感激しました。





「源田くん。これ、プロがやってるのと同じメニューやから。“プロになる”じゃなくて、“自分はプロや”と思ってトレーニングするねんで」






と、メニューをくれました。





さらには、一緒に河川敷でトレーニングをしてくれたこともありました。






ボクの夢の実現を、本気で信じ、応援してくれる大人に会えたことが、ボクはめちゃめちゃ嬉しかったです。







勉強は1日6時間だけしました。




受験科目は、英語、国語、地理だったので、それぞれ2時間ずつです。




で、土日の朝は6~9時でコンビニのアルバイトです。




日曜日は草野球にも行っていました。





ジムもバイト先も草野球チームも、周りは年上の人たちばかりだったので、タメ口を使うのは家族に対してだけでした。笑




でも、そのおかげで、妹とめっちゃ仲良くなりました。





予備校に通わなかったので、時間が拘束されるのはバイトと草野球だけで、毎日、自由で楽しかったです。笑




自由過ぎて、1度だけ、1週間を6日間で過ごしたことがあります。




1日28時間生活です。




10時間寝て、18時間起きるというという生活を6回繰り返したら、1週間が過ぎていました。笑






トレーナーさんのおかげもあって、トレーニングも順調に進み、60kgしかなかった体重も75kgまで増えました。





関西学院大学にも合格し、「1年間本気で取り組めば、人間変わるものやな」と、実感しました。






つづく

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